4.覚えさせるための工夫
これは多くの漢字本で不満である。せいぜい赤シートがついているくらい。
(よく参考書のオビに「赤シート付き!」と書いてあったりするけど、他にアピールする点なかったのかな、と思う。)
「嚇(おど)す」は顔を赤くして怒る、などと成り立ちをしめす工夫が欲しい。
最低限、「懐古」の「懐」は「懐かしい」だとか音読みの漢字には訓読みを示して欲しい。
理解が深まるし記憶も強固になる。
『TOP2000』には記憶のヒントは載っていないが、音訓は載っている(音訓を載せている漢字本はあまりない)。
注文があるとすれば、レファレンスの強化だ。
あるページで「恣意」をやったとき、そういえば他にも「しい」ってなかったっけ? と思うものである(僕が受験生時代、漢字本を使っていてよく思ったことだ)。
そのとき”「思惟」~ページ参照”などとレファレンスが付いていないととても不便だ(いちいち索引を見るのは面倒)。
先ほど音訓を載せるべき、と書いたけど、それを極めたのが尚文出版の『熟語を音訓から学ぶ 品詞別 頻出漢字マスター3000』(学校採用専用本)だ。
漢字は700字だが、例えば「操」という字なら「あやつる」「みさお」「そうさ」〜と、1つの漢字を多角的に学ぶ構成で、およそ3000の熟語を収録している)。もちろん意味も書いてある。
基本的な漢字が多く、難関大を目指す高校1,2 年生にはお勧め。この漢字本については別の機会に書いてみたいと思う。