◎単語の使い方②「英作文」対策
英作文が出る場合は上で示した「語法」の他にも、「コロケーション(単語の組み合わせ)」を覚える必要がある。
「アルバイトをする」「言論の自由」これらは英作文頻出のフレーズだが、これらを言える高校生は意外に少ない。
work part-time, freedom of speech, 中学単語だけでできているので大学受験生向けの単語集には基本的に載っていない。
前回見た通り、「使い方」が問われるのは基本語なのだ。
これらの表現はどうすれば身に付くだろう?
多読する中で自然と身に付けることが大切だが(それをいうなら熟語だって文法だってなんだってそうなのだが)、
高校英語という枠と、入試というタイムリミットを考えるなら「英作文の本をやる」というのが正解だ。
単語集には載っていない、英作文の頻出表現をガッチリ覚えることができる。
国公立大志望で英作文が出るのが分かっているのに、英作対策が不十分な受験生が多い。
主な国公立の英作文の配点は、英語全体の四分の一前後とかなり高い。
英作文の問題集できっちり対策しよう。
ここで「単語の使い方」の対策をまとめておく。
◎中堅私大志望
標準レベルの語法対策を。
◎難関私大志望
ハイレベルの語法対策
+英作文が出る場合は配点に応じて英作対策を。
◎国公立大志望者
語法はセンターレベルでOK。
その代わりに英作文対策をしっかりと。
単語の「使い方」を覚えることは大切だ。
だからといって「単語集で単語の使い方も覚えなきゃ!」となるのは短絡的にすぎる。
単語の使い方は語法や英作文の本に網羅的かつ体系的にまとめてあるのに対し、単語集には単語の使い方は中途半端にしか載っていないのだから。