英単語には大きく分けて2種類あります。
「覚えるための単語集」と「確認用・総まとめ用の単語集」です。
どっちがいいとか悪いとかはありません。使う目的が違うのです。
もちろん,先に使うべきなのは「覚えるための単語集」です。
「覚えるための単語集」の特徴
①グルーピングされていない
②「意味」を覚えさせることに特化している
③頻度順である
「覚えるための単語集」の特徴① グルーピングされていない
「教育に関する単語」など,テーマ毎にまとめて載せている単語集は直前期の総まとめには便利かもしれませんが,「覚えるための単語集」には不向きです。「次の単語も教育関係」とヒントになっていて,本当に覚えたかどうか怪しくなるから。
「覚えるための単語集」の特徴②「意味」を覚えさせることに特化している
例えば capitalという単語を覚えるとき, 「capitalの意味は①首都 ②資本 ③大文字 の3つです。覚えてください」という単語集は「覚えるための単語集」ではありません。
「覚えるための単語集」百式では「capital の capは帽子でおなじみ, 「頭」「トップに来る」という意味です。captain 「キャプテン」もチームの頭(かしら)ですね。同様に capital の①「首都」は国の頭だし, ②「資本」は事業の頭金だし, ③「大文字」は文の頭です」と説明しています。どっちが覚えやすいかは明白ですね。
単語は早く覚えてしまいましょう。英語の学習が加速するからです(知らない単語が多いとその都度辞書で調べたりと学習スピードが遅くなります)。
単語集は理解語彙(意味が分かる単語)を増やすためにある,と肝に銘じましょう。
「覚えるための単語集」の特徴③ 頻度順であること
入試に出る順になっていない単語集は記憶用の単語集には不向きです。
中堅大志望だから最終章はやらないとか,次の模試で戦えるだけの語彙をそろえよう,といった使い方がしにくいからです。
全部覚える必要がある難関大志望者も出る順で覚えましょう。②で述べたように英語学習が加速するから。