品詞や文型にこだわる構文主義の人にもお勧め
スラッシュリーディングは構文が取れるひとでないと, 結局どこでスラッシュを打てばいいのか正確には分からない。
加えてほとんどのスラッシュリーディングの本は「とにかく慣れろ」という方針である。
だから理屈を大切にされる先生方の多くはスラッシュリーディングを手放しで勧めたりはしない(ように見える)。
少なくとも私は「習うより慣れよ」ではなく「習ってから慣れよ」の方針なので, 構文軽視・理屈軽視のスラッシュリーディングの本はたいていあまり好きではない。
しかしこの本は違った。
この本に出会ったのは高3のときだが,
文型と直読の手法を丁度良い塩梅に融合させており, 構文主義だった当時の私にも納得して取り組めた。